A3超えラミネート加工は可能?プロの結論→家庭用・事務用ラミネーターではムリです
- 2022.12.13
- コラム・知識
『A3よりも大きな紙をラミネート加工できる方法ないかな?』
『小型ラミネーターでも工夫次第でA3超えラミネートはできる…?』
『フィルムを継ぎ足してラミネートできるのか不安…』
お悩みですか?
こんにちわ。ラミネート商社歴48年の㈱稲進(いなしん)です。
─もしかして─
あなたは小型簡易ラミネーターで、
「市販フィルムに収まらないような大きなラミネート加工をしよう」とお考えですか?
もしそうでしたら、しばしお待ちを!この記事をお読みください。
【記事の内容】
ラミネート商社の中の人がお答え!
『A3より大きなラミネート加工を自分でやりたい』と希望されるユーザーさん向けに、
「A3超えはそのラミネーターではできません」「その理由とは」というお話をしていきます。
目次
A3超えサイズのラミネート加工は簡易ラミネーターでは不可能
ホームセンターでよく売られているラミネーターはA3機(もしくはA4機)です。
結論を先にお伝えしますと、
家庭用・事務用ラミネーターではA3超えはムリです。
残念ですが。
工夫が得意で発想が柔軟なあなたは、このようなチャレンジをお考えかも知れません。
A3フィルムを2枚つなげて原稿をはさんで、ラミネーターに通してみよう
→結論。ラミネートできません。
【悲惨な結果が見えています】
ラミできないだけでなく、フィルムを巻き込んで詰まってしまいます。ぐちゃぐちゃです。
中でローラーに焼き付いて修理に出すことにもなります。
運よく取れたとしても、ローラーが傷んで機械の寿命を縮めます。
フィルム継ぎ足しは厳禁です。
やってはいけない!ラミネーター詰まり・巻き込みの対処とは?原因から予防策!
ラミネート加工3つの大原則 〜家庭用・事務用ラミネーター〜
A3超えはなぜできないのか。加熱式ラミネートの仕組み・原則から外れているからです。
ラミネート加工歴45年以上の稲進が提唱する「ラミネート大原則」の中から、3つお伝えしますね。大原則だけに当たり前に感じてしまうかもしれませんが。
大原則①市販ラミネーターとフィルムの限界サイズは必ず守ること
A3用ラミネーターは、A3以内のラミネート加工しかできません。
(A4用ラミネーターはA4以内のラミネート加工しかできません。)
ホームセンターなどで1万円前後で買える家庭・事務用品のラミネーターは、最大でA3用機までしかありません。フィルムも同じくです。(※2022年現在/当社調べ)
挿入口の幅がそもそもA3フィルム(A4機ならA4フィルム)までしか通りませんので。
大原則②フィルムは継ぎ足し禁止
フィルムを継ぎ足して使うことはできません。
どんな形であれラミネートフィルムを継ぎ足して使わないでください。
継ぎ目の所で巻き込んでしまうからですね。
またフィルムはカットして使うのもNGです。
理由→カットしたフィルムは上面と下面でズレが生じ、そこから粘着剤が内部のローラーに巻き付いてしまうのです。
大原則③フィルムを通す向きはシールド辺を先頭に
ラミネーターに通す向きは、フィルムのシールドしてある辺が先頭です。
シールド(くっついている)辺を先頭にしてラミネーターに通してください。それ以外を先頭にすると詰まります。ズレて粘着剤がローラーに付くからです。
結局…
A3超えサイズは、業務用のロールタイプ・ラミネーターとフィルムでなければ不可能なのです。
こういう↓
【解決法は…】
ラミネート加工歴46年の稲進に任せることです。
原稿を郵送・宅配便等でお送りください。
ラミネート加工し、梱包・発送いたします。全国配送できます。
※新規のお客様にはまず取引開始の手続きが必要となります。
※原稿がシワにならないような梱包でお送りください。
まずは料金などお問い合わせください。
↓お電話の場合は「ブログを見た」と
添えて頂けるとスムーズです。
代替案:1枚ずつ規定サイズでラミネートした「後に」つなげる
ラミネート屋には頼みたくない…ということでしたら代替案をご紹介します。
「1枚ずつでラミネート加工したあとで繋げる」というやり方になります。
なんだ、結局それか〜
そうなんです。残念に思われるかもしれませんね。故障予防の正しい使い方なのです。よろしくお願いします。
さいごに:A3超えのラミはラミ屋へ
まとめますね。
家庭・事務用簡易ラミネーターではサイズに限界があります。
A3より大きなラミネート加工はできません。(A4ラミネーターではA4までしかできません。)
無茶してラミネーターを壊してしまってお金・時間を取られるよりも。
大判ラミ加工はプロに任せた方が早いです。
餅は餅屋、ラミはラミ屋というコトワザもあるように。
仕事は専門家に任せるのが一番。
ラミネート加工歴45年以上の実績がある私ども㈱稲進なら、すぐにお客様のお困りごとを解決できます。
↓お電話の場合は「ブログを見た」と
添えて頂けるとスムーズです。
お持込も歓迎。
▽本社(東京江戸川区)にて直接、印刷物のお持込みも受け付けております。社内常駐の職人が加工させて頂きます。
以上、ラミネート商社歴48年を誇る㈱稲進(いなしん)がお送りしました。
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